数字や人名を無限に書いていて分かった事は、綺麗な字を書くコツは出来るだけゆっくり書く事。
そんな当たり前の事を今更気付いた。
学生の頃は、1日7時間以上文字を書いていた。
講義を聞きながらの筆記は自分にしか読めない字だが、頭の整理を兼ねて清書し直していた。
だから指の筋肉もそれなりに持っていた。
大人になると(特にパソコンを使う事が多いと)手書きの文字は次第に書かなくなっている。
いや書いてはいるが、単位時間当たり何文字書けるか?みたいな速さの勝負みたいになっている。
事務の女性が他界してから手書きの文字を沢山書く羽目になったが、綺麗に書けなくなっていた。
指の筋肉も失っていたが、文字全体のバランスを考えながら書くセンスも失っていた。
文字なんて読めれば良いでしょ?という開き直りもあってドンドン下手になっていった。
しかし膨大な事務作業をこなすうちに、人様に読んで貰う書類の文字は綺麗な方が良いだろうし、自分だって綺麗な文字を書けたら事務作業ももっと楽しめるのではないかと思うようになった。
まずは、ゆっくり丁寧に書いてみた。それでもバランスが酷い。
活字の文字をお手本に、全体のバランスを考えて1画1画ペンを置くように書いてみた。
しかし、折角丁寧に書こうと思っているのに、インクのボタ漏れがあると集中力が切れる。
何だよー。台無しじゃないかー。
今までぺんてる×ASKULの0.7mmの太字のボールペンを使っていた。
太い方が滑りが良いような気がしてね。でもボタ漏れは許せん!速記の時はボタ漏れしないのに。
それで、0.5mmのジムノックを使ってみた。
ボタ漏れは無いが、かすれるか否かのギリギリのところ。
でも紙に接した所にしかインクが出ないのは、思ったように書けるので丁寧に書くならこれだな。
紙との相性もあるだろうし、グリップの細さや硬さもあるだろうけど、あまり深堀するとマズい。
他にもコレクションの品があり過ぎて家中溢れているので、敢えてここで留まらないと大変。
有隣堂は遠いし、底なし沼には近寄らんとこ。
指の筋肉が付いてきて、パソコンのタイピングも楽になったのは面白い。